2008.11.20 Update
シップリサイクルシンポジウム in 室蘭
環境汚染汚染を食い止め、資源を有効活用するためのシップリサイクルの必要性と室蘭での実現の可能性を企業や市民の皆様へ理解していただくために「シップリサイクルシンポジウムin室蘭」を2008年11月20日に開催いたしました。
日時:2008年11月20日(木)18:00-20:00
会場:室蘭市市民会館(室蘭市輪西町2丁目5-1)
- プログラム
第一部・基調講演 18:00 -18:50
「シップリサイクル問題の国際動向と日本の取り組み」
講師:加藤光一氏(国土交通省海事局船舶産業課 国際業務室長)
第二部・座談会 19:00-20:00
パネリスト
加藤 光一氏(国土交通省海事局船舶産業課 国際業務室長)
青山 剛氏(NPO法人 室蘭地域再生工場理事)
仲條 靖男氏(日本造船技術センター海外協力室室長代理)
成瀬 健氏(海上技術安全研究所主任研究員)
コーディネーター
清水 一道 (室蘭工業大学ものづくり基盤センター 准教授・室蘭シップリサイクル研究会 座長)
シンポジウムの概要、各パネリストのプロフィールなどの資料はこちらからダウンロードできます。
会場には天候が悪いにもかかわらず、たくさんの方が足を運んで下さいました。
第一部・基調講演
「シップリサイクル問題の国際動向と日本の取り組み」
講師:加藤光一氏(国土交通省海事局船舶産業課 国際業務室長)
加藤光一氏による講演です。船舶の製造・解体に対する動向と今後予想される問題点を各国の様々な経済状況なども含めて解説されていました。
そしていかにシップリサイクルが必要であるか、室蘭での実現の可能性の高さについても述べられました。
第二部・座談会
バングラディッシュでの解体の様子の動画を見ながらの解説です。
過酷労働環境で設備も整っていないため毎年多数の死者を出しています。
「船舶の資材の9割が再利用できる優良資源である」ことなど、パネリストの方々が各専門分野の見地より説明していただきました。
最後の質疑応答ではシップリサイクルへの率直なご意見と「大きな期待をしています。ぜひ実現をして下さい。」との励ましのお言葉もいただきました。
「シップリサイクルシンポジウム in 室蘭」を無事開催できたことに当たりまして協力・後援していただいた方々、そしてご来場していただいた方々にお礼を申し上げます。
室蘭シップリサイクル研究会 座長
清水一道