Story Story of Ship Recycling

1. 安全なクリーンな廃船解体実験
2. 爆発事故を防ぐための新技術手法の調査研究
3. 室蘭モデルの可能性と課題を伝える

日本の技術は新条約を乗り越えることができるのか？

室蘭シップリサイクル研究会は新しいシップリサイクルを生み出すために、内閣府のサポート「地方の元気再生事業」にも認定され、本格的に動き出しました。
シップリサイクル条約では「安全で環境に配慮した解体」が最重要課題です。
室蘭での解体実験の成否が今後のシップリサイクルの未来を左右するため世界中からも注目されたプロジェクトでした。

まだ誰も解決していない問題の数々を解決しなければ、死傷事故も環境汚染もなくなることはありません。さらに安全に解体できるだけではなく、コストも抑えることができなければそれも失敗となります。
条約に沿った新しいシップリサイクルが達成できるかどうかが、室蘭シップリサイクル研究会、そして日本に課せられた使命でした。

2010年3月9日、解体実験に使用されるPCC船(にゅーよーくはいうぇい船)が室蘭港に到着しました。
室蘭パイロットの事業の実現に向けてさまざまな取り組みが行われました。